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 バイオ燃料
 
 

地球温暖化防止のエースとして、最近バイオ燃料が俄に注目されています。
バイオ燃料とは、植物性の物質を利用して作られる自動車用の燃料のことです。

自動車は原子力やソーラーではまだ思うように動きません。価格が高騰し、CO2の排出が多いガソリンに代わり、植物由来のバイオ燃料はCO2の排出がゼロ計算であるばかりでなく、再生産が可能なので、世界的に温暖化ガス削減のエースとして注目です。

化石燃料系のガソリンや軽油と混ぜたりして利用されますが、ブッシュ大統領は「今後10年で全米のガソリンの20%を削減する」といっています。

しかし食料との原料の奪い合いが起こり、トウモロコシの粉が値上がりしたり、砂糖が値上がりしたりしていて、食料との競合が大きな課題でもあります。
バイオ燃料の需要が伸びるにしたがって、補給スタンドも増やさなければならないということも大きな課題です。現在、食料以外のセルロースや藁、古材などからの生産も研究されています。

バイオ燃料は下図のような仕組みです。

 
 

 
ガソリン車にはバイオエタノール
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ガソリンの代替燃料として実用化されているのがエタノール。単純に言えば酒造と同じ植物資源を発酵、蒸留で製造されるエタノールだが、将来的には廃棄物を原料にすることが求められている。

環境省は沖縄県宮古島で、サトウキビの精糖後に残った廃糖蜜を利用した実証実験を行っている。アメリカではトウモロコシからエタノールを生産し、残渣を家畜の飼料にという試みも行われている。

 

エタノールは混合比により「E-85」(エタノールを85%含有する燃料)とか「E-10」(エタノールを10%含有する燃料)と表示されている。

アメリカの最近の報告書によると、バイオ燃料市場は2005年に15%成長しており、今後10年間で3倍以上に拡大する見込みで、コスト面でも競争力をつけつつあります。
ford 85
E85

 

米国の一部の州では2006年、石油を原料にしたディーゼル燃料の価格がバイオディーゼルよりも高くなった。ブラジルではエタノールの方がガソリンよりも安く、エタノール利用が義務づけられている地域もあります。

日本ではプリウスなどハイブリット車の発達で「環境対応車」が進んでいるので、このバイオ燃料の分野では立ち後れが目立っています。アメリカでは敗色濃厚な「環境対応車」に対抗するため、エタノール車でCO2の削減と自動車業界の再生を図っています。

 
 
バイオディーゼル (BDF)
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食用油などからメチルエステルを作り、これを軽油のかわりにディーゼル燃料として利用することは、古くから行われてきたが、特にドイツを中心としたEUでは、地球にやさしいクルマとして、環境への配慮、ガソリンの高騰から、近年、バイオディーゼル車への動きが活発化しています。これは排ガスについては、CO2排出がゼロのほか、一酸化炭素が少ないなどの特徴があります。

2007年1月「世界一過酷なレース」で知られるパリ・ダカールラリーに史上初めてBDFで走る車が出場し完走しました。ドライバーはトヨタ車体チームの山田さん「燃料の違いは感じない」と語っています。

日本では、各地の自治体や企業でも「菜の花プロジェクト」など、天ぷら廃油などで、独自にバイオディーゼル油を生成する試みが行われています。例えば京都市では、家庭から出る廃食油を年間12万リットル回収し、これを混合率20%のバイオディーゼル(B20燃料)に生成して集塵車や市営バスに利用、年間約4000トンのCO2削減が実現しています。

 
 
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