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 自然繊維・有機繊維

自然志向の高まりから、絹、ウール、麻、綿などの嗜好傾向は強くなっています。
LOHAS的な視点では、オーガニックコットン、竹繊維、ケナフなどの自然繊維が「環境にやさしい」ということもあり注目されてきています。

特にアトピーやアレルギーに悩む人にとっては自然繊維以外は身にまとえないこともあり、乳幼児や子供服に利用されてきています。自然繊維でもそれぞれ特徴があり、シルクはタンパク質繊維であるため静電気を取り込みにくく、吸湿性(綿の3倍)に優れています。カシミアはシルクとは反対で外の空気を遮断するため、保温性に優れています。静電気が起きにくいことも自然繊維の共通した特徴です。
LOHAS 的繊維として注目の3つの繊維についてその特質を見てみましょう。


 竹繊維

竹繊維の原料である竹は毎年種を植える必要がなく、農薬を散布する必要もなく、成育したものを伐採していくことで、資源を減らすことなく活用でき、積極的な温暖化防止策にもなることから、見直され、抗菌性を持つなどの特性もあり未来繊維として注目されています。

竹布の原料である竹は、発芽してから3年で成育し、成長期には一晩で1メートル以上も成長する、非常に生命力にあふれた植物です

竹や笹は、その優れた抗菌力は古くから知られており、おにぎりを包むなど、食べ物の保存に使用されてきました。嫌なニオイの元となる雑菌の繁殖を防ぎ、静電気の発生も少なく、健康に効果があり、地球環境にやさしい事が評価され、タオル、ふきん、靴下、ガーゼなど幼児製品、シャツなど幅広く使われてきています。
竹繊維で作られた布は、繊維の分類からはレーヨンにあたり、綿やウールとの混紡などで、今後、ファション、介護、寝具、建築資材、自動車シートなど期待されています。

竹繊維の特徴
  ◇ 抗菌作用がある
  ◇ 吸湿性、放湿性に優れる
  ◇ 心地、風合いが良い
  ◇ 自然素材で持続可能な資源

竹繊維使用の品質表示マークとして「竹マーク」を制定していて「竹マーク」により高品質な竹繊維使用の素材であることを保証するとともに、品質の伴わない素材を使用した製品の流通を防止するなどメーカー4社(野村産業、東レ、倉敷紡績、日本毛織)は健全な育成と技術の保全に取り組んでいる。


 オーガニック・コットン

オーガニックは、食品だけでなく、衣服の分野でも意識の高まりとともに動きはじめています。しかし、現実には地球上の耕地面積の約2.5%にすぎないコットン畑に、全世界で使われている殺虫剤の約16%、農薬全体の約10%が使用されています。

普通のコットンとオーガニックコットンの差は、判別が難しいと言います。オーガニックコットンの認証を頼るしか見分けがつきません。しかし、オーガニックコットンは、環境への配慮が第一といえます。 続きは…こちらへ


 ヘンプ

ヘンプ(日本語で大麻)は、古くから私たちの生活に広く、深く関わってきており、衣服、紙、油脂、建築材料としても利用されてきました。かつては日本でも、大麻=麻として主に繊維用目的に各地で栽培され、生活のさまざまな面で利用されていました。
ヘンプはわずか3〜4ヶ月で約4メートルもの高さにまで成長します。その成長は雑草よりも早いので、除草剤や肥料を必要とせず、土壌を改良する働きもあり輪作用の作物として役立ちます。

注目されているのは、やはりCO2の吸収が通常の植物に比べ3倍程度多く、CO2削減に貢献することです。向精神作用があることから日本では栽培が制限されていますが、向精神性の成分が0.2%未満のものもあり循環型経済を目指す上では、その優れた性質を活かしていろいろな分野での利用が期待されています。

ヘンプ繊維の持つ特性は、熱を逃がし、汗を逃がす効果のほか、天然の抗菌性をもち、さらに紫外線遮断効果があります。他の麻繊維のようにゴワゴワした感じや粗雑感はなく、体にフィットした衣料ができます。

ヘンプ麻繊維は、繊維が細いだけでなく、繊維の中心に細長い空洞があり、繊維表面には無数のひび割れと小さな空洞があります。これによって、吸湿性、発汗性がよく、夏の炎天下でも暑さが苦になりません。

これまでシワになりやすい、摩擦で白っぽくなりやすいともいわれていた麻素材ですが、近年の自然志向の流れの広がりにともない麻繊維のもつその特性が、かえってナチュラルな素材感として人気の要因にもなっています。

また、食品(麻の実)、化粧品(オイル)、建材(壁紙、カーペット)に利用され、最近の注目は「種からはバイオジーゼル」「植物からはエタノール」が生産され、化石燃料に変わる素材として関心を集めています。


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