過去にBLOGに掲載したものです。
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オーガニックワイン
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日本の武道
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Boulderの地ビール
オーガニックワイン
ここ数年で適量の赤ワインが体に良いと云う話は、酒好きの人だけでなく医学的見地からも受け入れられるようになった。しかし、ワインの主流はまだオーガニックにはなっていない。
ワイン葡萄を栽培するとき、特に葡萄の根っこを食い荒らすフィロキセラと云う害虫などがあったりして、いったん害虫の侵入を受けるとどうしても畑全部の木がやられたりすることもあり、農家としても経済的な基盤をやられまいとして殺虫剤を長いこと使ってきた。第2次大戦の後半に殺虫剤を散布する余裕がなかったために、多くの畑の木を根っこから抜かざるを得ない状況になり、全滅した地域もあったと云う。
ワインの保存についても、保存料として一般的に亜硫酸塩が用いられている。自然にも微量あるもののようだが、賞味期限の問題や長期保存をするために余計に入れて酸化防止などをするようだ。特にヨーロッパから海上輸送でワインを運ぶとなると時間も長くかかるだけでなく、猛暑の赤道を何度も交差して進むために、ワインの品質保護のために亜硫酸塩を入れないワインは少ない。
この亜硫酸塩に敏感な人もいるようで、ワインを飲むたびに頭痛になると云う人がいる。折角、体にも良いと云われているワインが変な保存料のために体が悪くなるのは嫌だと云うことで、最近オーガニックワインに挑戦をしている、農家が多いと聞く。もちろん、需要あっての生産だけに、LOHASやオーガニックライフスタイルを求める人が増えれば増えるほど、オーガニックワインへのシフトが鮮明になっていくだろう。
アメリカではオーガニックワインは、変わり者、好き者のワインにイメージが強かった。味のレベルも、ワイナリーが真剣に取り扱っていなかったこともあり、二級的なイメージが強く、それがワイン通をオーガニックから遠ざけていた要因だっただろう。
ここへきて、オーガニックワインへの期待がにわかに高まってきている。先験的な人たちがマーケットを作り上げてきているからだとも言えるが、葡萄のオーガニック栽培への技術・意識も高まり供給が高まってきていることから、本格的なオーガニックワインが出現をしている。NFMマーケットオバービューによれば、2003年にはオーガニックワインとビールのアメリカでの総売上高は5400万ドルになったと云う。ボールダーのオーガニックビントナーズ(販社)の話によれば、2004年は前年に比べて83%の伸び率を見せていると云う。急激な伸びを示す背景には、供給もさることながら、味が改善されて、人の意識が高まっている証拠と言えるだろう。
そもそも、大地の恵みである葡萄に、人工肥料や殺虫剤をばらまき、土地を殺してしまった中で飲むワインは味気ない気がする。ハウス栽培をしたトマトと自然の恵みを最大限受けたトマトの味の違いからも分かるように、葡萄酒にしても豊かな大地から、自然の形で作られたものを飲みたいものだ。オーガニック認定の規制も規格を作ると云う点で、オーガニックワインの成長を促進する大きなきっかけとなったと云って良い。詳しいことを知りたければ、質問をしてきて欲しい。皆で調べて、よりローハス的な生活をしたいものだ。健康と大地のサステイナビリティを守ってあげることは、まさにローハスなのだ。
日本の武道
日本で生まれた武道の合気道はもはや世界の合気道になった。世界の合気道人口は、すでに150万人を超えたと推定されており、私の住むアメリカにおいては、すでに1000以上の道場が、各地で開かれている。男性も女性も、お年寄りから子供まで、多くの人たちが毎日稽古で汗を流している。
新宿区若松町に本部を置く合気会の門をくぐる人の中には、世界各地の人も多く、まさにミニ国連本部の様子だ。実際4年おきに開かれる、国際合気道連盟の会議にはこれも1000名以上の人々が世界各地から出席する大会議になっている。参加国も40以上を数え、その盛んな活動は、目を見張るものがある。
なぜ合気道がこれほどに好かれて、急激に大きくなってきたのかと云えば、護身術が必要な社会になったからだとは思わない。しかも、強さに憧れると云う一面性だけでも説明できない。合気道の持つ、肉体を通じた、汗をかいて、相手と組稽古することの癒し的な作用も大きくあると信じている。合気道をやる外国人の多くは、日本の居合いなどもやっており、単なる技術だけでなく精神的な成長を求めている。
ローハスを語るとき、ソフトな活動だけではないと云う気になっている。ヨガやピラテスの話も出ていたが、日本の古武道を始め、多くの侍精神も、サーバイバルの術と云う側面が無くなった現在、大いにローハス的な生活の一部になっているようだ。
Boulderの地ビール
LOHAS的なライフスタイルをエンジョイするときに、地ビールは欠かせない。超近代的で大量生産、均一化された製品を造る工場より、より規模が中小であり、そのときのブルーマスターの雰囲気で、今月のスペシャルを好むのがコロラドの人たち。スローフードでないスロードリンクだ。
アメリカの統計によれば、全米50州で人口当り最もマイクロブルワリーが多いのもコロラド州。因みに、人口10万前後しかいない、ボールダー市(アメリカのLOHASメッカ)には、マイクロブルワリーが10軒もある。しかも、食事もできるところなので、週末などはどこのビールパブは満員だ。10万人で10軒というのは、人口一万につき1軒という計算だ。東京だったら1000軒のマイクロブルワリーがある計算だろうか。何だか、ビールだけ見ても人の生活はL-O-H-A-S的ではないか。
ワインは水が悪いところにできると云われるが、ビールは良い水が不可欠と云う。コロラドにはクアーズ(本社工場)とバドワイザーの工場があるが、これだけビールが集中をしているのは、ライフスタイルのためだろうか。量産ビールは、フットボールの時にテレビの前で飲むビールかもしれないが、地元人はレストランで飲んだりしていない。
ビールばかり飲んでいるイメージを書いているが、ここは高橋尚子ちゃんや有森裕子さんなどがマラソンで高地訓練をするマラソンのメッカでもあることを忘れてはならない。街を歩く人は、観光客以外肥満の人は極端に少ない。コロラド州は全米50州の中で肥満比率が一番低い州だそうだ。そうしてボールダーは、それに輪をかけたようなところだから凄い。アスリートの街。LOHASがLOHASを招くという感じかもしれない。
バッカスの女神もこのようなライフスタイルのLOHASを推奨しているようだ。そもそもLOHASのライフスタイルの指標の一つとして地ビールをなぜ掲げるのか不思議な方も居るだろう。
私のボールダーの経験からすると、量産ビールは資本力にものを言わせ、多くの広告を打ちながら、ブランドロヤールティを作り上げていく。ハイネケンだったり、ラバッツやクアーズだったりする。味が良いか悪いかは個人の嗜好としてここでは取り上げないことにするが、仲間とおしゃべりをしながら、楽しいひとときを過ごすのに、量産だったりすれば、ビールがうまいだけ終わってしまうかもしれない。
そのような中で、近くにブルーマースターが居て、このビールの特性は何だったのか、今回はこのような実験をやったのだということを伝え聞くと、ビールに対する蘊蓄も高まり、生産者との距離感も近づいたことになる。私はそのような、作った人の顔や性格が見えてくるようなもの作りは、やはりLOHASなのではないかと感じたりする。
ボールダーでは地ビールを個人レベルまで引き下げて、サービスする業態もある。もちろんこの傾向はアメリカやカナダでは当たり前のものなのだが、日本では酒税は大事な財源であるために、財務省は個人にアルコールを造らせるようなことはしないだろう。
The Beer Companyというお店は、ビールやワインを作るもろもろの材料はもとより、設備もノウハウも蓄えており、100以上のメニューに基づいて、地元に人たちが、ビールやワインの醸造をするのを助けてくれる。グループなどで申し込み、好きなメニューを探し出し、今回はシュタウト系、次回はエール系などと違う味を楽しみながらビールを造る喜びを知ることもできる。
たかがビールと云うなかれ。このようにして造ったビールなどをもう一度仲間たちと集まり、瓶詰めをしていくことはこの上なく楽しい。瓶詰めする間にも、他のグループとの味比較をしたり、新たな仲間になっていくことなどは、人間中心のビール作りだと云える。しかも、それを家に持ち帰り、多くの人に分け与えていく過程などは、仲間を広げるすごい伝播力があると信じている。
消費経済の中にあり、広告代理店が作ったイメージに乗せられ、ただビールを飲むのとは大きく異なり、人間万歳を言いたくなる。プロセスを楽しむ、、、これがLOHASの中で大きな意味を持っていると考えている。
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