本稿は、「ロハス(LOHAS: Lifestyles Of Health And Sustainability)」を研究対象とし、環境問題における認識と実践との距離を如何に埋めるのか、という問いに関する一考察を試みる研究である。 序章では本稿の研究枠組みを提示し、第二章では「再魔術化」の概念を説明する。第三章では、「文化創造者」研究と米国のLOHASの特徴を概観する。第四章では、日本におけるロハスの受容と流行を「消費手段の再魔術化」という観点から分析する。第五章では、ロハス層のライフストーリーを通して、「再魔術化」への<転機>を探る。第六章では、再魔術化のポリティクスに関する戦略論とその陥穽を提示し、終章で結論を述べる。 キーワード:再魔術化、ロハス(LOHAS)、身体知、環境リスク